【椎間板ヘルニアとは】
椎間板ヘルニア。この名前はほとんどの方が一度は耳にしたことがあると思います。
「腰が痛くなるやつでしょ」「治らないやつでしょ」といったように、なんとなくは知っている椎間板ヘルニアについて、もっと詳しく知りたいという方のためにここで説明していきましょう。
椎間板とは背骨の間に挟まっているクッションの役割をするもので、椎間板の内容物(髄核)が出てしまうことをヘルニアといいます。
繊維輪はたまねぎのように幾層にも繊維が重なってできたもので、髄核は椎間板の中心になるもので、繊維輪の繊維が切れ、髄核が外に飛び出てしまうことをヘルニアといいます。
【椎間板ヘルニアの症状】
椎間板ヘルニアの症状はいくつか種類があります。部位は基本的には椎間板が存在する部分であればどこでも起こります。しかし実際には腰部で50%、頚部で40%、その他で10%となっています。
腰分では腰椎4番・5番仙骨間にある椎間板が最も多くヘルニアが起こりやすいのですが、ここにヘルニアが起こり付近の神経に触れると、腰部・でん部・ふともも・ふくらはぎ・すね・足首に痛み、シビレ、違和感などが生じ、時には歩けない、足・腰が伸ばせないなど、様々です。
頚部では、頚椎5番・6番・7番間で最もヘルニアが起こりやすくここに、ヘルニアが起こり付近の神経に触れると、頚部・背部・腕・手・指・に痛み、シビレ、違和感、腕が上がらない、力がはいらないなど様々です。
そして、ヘルニアがあるにもかかわらず、たいして痛くないという場合もあります。しかし、ここに落とし穴があるのです。誰でも痛みが強い時には何かしら治療を受けて良くしようと思います。痛みが弱い時には後回しにしてしまいます。ヘルニアがあると異常な神経伝達が筋肉に起きているので、動いているときや寝ているときも少しだけ筋肉は緊張し続けています。この状態が長く続くとその筋肉がついている、間接(例えば膝、肘、手首、肩)の位置関係が崩れ、痛みや関節炎、腱鞘炎を引き起こします。
【椎間板ヘルニアの原因】
慢性腰痛があると椎間板を囲む筋肉群が常に緊張しているので椎間板への圧力はかかりやすくなってきます。そこに重たいものを持ったり、瞬発的に動いたりすると一時的に椎間板に体重の何倍もの圧力がかかり、ヘルニアを起こします。これは後天的な要素ですが、先天的に椎間板の組織が弱く腰部・頚部両方にヘルニアを起こしている人もいます。
【椎間板ヘルニアの治療】
一般の整形外科では椎間板の治療はけん引・薬物療法・手術が主になってきます。
● 手術は近年医療技術の進歩によって仕方も多種にわたっているため、以前よりも効果は上がってきているようですが、成功率はまだまだ、低いようです。
●けん引に関しては、頚椎には効果はある程度認められていますが、腰部に関しては認めにくいようです。最近では、腰椎に対してけん引する整形外科もだいぶ減ってきているようですが、患者さんからのお話を聞く限りでは、まだまだけん引しているところもあるようです。
整体では、それぞれの整体院でやり方・考え方は異なりますが、当院ではディバーシファイド・SOT・トムソン・温冷療法・AKA・アクチベーター・物理療法・オステオバシー・PNFなどの療法を用いて西洋医学では、やりづらい一人の施術者が一人の患者さんに専門について時間をかけて施術していきます。
【椎間板ヘルニアの予防】
ヘルニアの治療をしてヘルニアが中に納まってくれた、もしくはヘルニアがなくなってしまった(免疫系マクロファージの食作用)という方はとりあえずは第一関門突破です。しかし、椎間板は一度切れてしまうと元に戻ることはありません。したがって髄核が出なくなるように心がけなければヘルニア再発ということは免れません。また、ヘルニアがない方でも、親族でヘルニアのある方は予備軍と考えてください。
●日ごろの体のお手入れをして日ごろの疲れは絶対に貯めてはいけません。骨格の調整や筋肉をほぐしておくだけでも、ヘルニアの発生率や再発率は大幅に減らすことができます。
●家では、ストレッチ・腰痛体操・適度な運動はしておくと更に予防になります。