【病気の肩こり】
コリとは別の病気が先に存在していて、その症状として現われるものです。「病気未満の肩こり」より私たちからは遠いものではありますが、内臓疾患・頚椎・胸椎の疾患・肩関節の疾患・脊椎腫瘍など見過ごすことのできない深刻な病気が、肩こりを引き起こしている可能性があるという事を是非、頭の片隅にいれておいてください。
【病気未満の肩こり】
私たちの身近であり、圧倒的に多い「病気未満の肩こり」は、筋肉疲労からのコリを指しますが、ストレスによる神経疲労も当てはまります。
今回は「病気未満の肩こり」をメインにご説明します。
【肩こりの症状】
「病気未満の肩こり」の原因はさまざまです。筋肉的だったり、精神的だったり、もしくはそれらが組み合わさったものだったりと原因を挙げればキリがありません。しかし、中でも主な原因と具体例(一部)は次のようなものです。
【肩こりの原因】
「病気未満の肩こり」の原因はさまざまです。筋肉的だったり、精神的だったり、もしくはそれらが組み合わさったものだったりと原因を挙げればキリがありません。しかし、中でも主な原因と具体例(一部)は次のようなものです。
| 悪い姿勢 |
●猫背 ● うつ伏せで本を読む ● 足を組んで、前かがみでデスクワークをする |
| 運動不足 |
●休日は家でゴロゴロ、体を動かす機会がない |
| ストレス |
●仕事や日常生活などの不安・悩み・怒りを感じやすい ●OA機器の多用 |
| 体型 |
●極端な痩せ型・肥満型 ●なで肩 |
| 目の疲労 |
●メガネ・コンタクトが合っていない ●長時間パソコンに従事している |
| 冷え症 |
●夏でも手足が冷たい ●寝る時には靴下が欠かせない |
肩こりを自覚している方、この6項目のうち2~3つあてはまっていませんか?
【肩こりの状態と慢性化のサイクル】
原因が分かったところで次に肩こりの状態とそこから慢性化に陥るサイクルを追ってみましょう。
【1】 筋肉の緊張
悪い姿勢・運動不足などの原因
【2】 筋肉疲労による血管圧迫
筋肉のこわばりが血管を圧迫し、
血液の流れが悪くなり(血行障害)
筋肉に酸素が回らなくなる
【3】 老廃物質の生成・蓄積
酸素不足でブドウ糖が不完全燃焼を起こし、乳酸などの老廃物質を生み出す
血管圧迫により血流が低下しているので老廃物質は流れて行かず血管中に留まり、蓄積されていく
【4】 刺激情報の脳への伝達
老廃物質が増えることで緊張状態の筋肉や、周辺の抹消神経を刺激
その刺激が脊髄を伝わり大脳へと送られることにより、初めて痛みと認識し、具体的な反応「痛み」として現われる
【5】 痛みの情報によっておきる筋肉収縮
刺激情報を伝達された大脳が痛みを認識するのに伴い神経が興奮し、反射的に筋肉や血管が収縮、さらに筋肉の緊張が高まる
【6】 筋肉の緊張へ・・・慢性的な肩こりサイクル成立
このように肩こりは放置しておけば延々と悪循環を繰り返し慢性化していくのです。
【肩こりの治療】
治療として当院では、次のような流れで行っています。
【1】 全身(脊椎・骨盤)の湯上をチェック
この時、どこかの箇所で歪みが生じていれば矯正
【2】 緊張している筋肉をほぐす(解す)
筋肉をほぐす事により血管の圧迫から起こっていた血流の低下を解消し、蓄積されている老廃物質の流れを良くする
【3】 先にチェックをした時に歪みのあった箇所を矯正
【肩こりの予防】
肩こりの対策は、次に示した事項を日常生活のなかで注意すること、そして心がけることが大切です。
また、日々軽い運動を行うことも、効果的なポイントのひとつです。
● 姿勢に注意する
● 長時間の座り仕事のときは、軽い体操をする
● 肩・手足を冷やさない
● 目を休ませる
● 自分にあった枕を使う